菌根研究会大会JCOM2025について

2025年11月21日


JCOM2025

菌根研究会では、昨年来、根研究学会からの呼びかけに応じ、年次大会を同学会と共同で開催する企画について検討してまいりました。今回は「根研究学会」との合同開催となります。

合同シンポジウムは1日目の午後に開催いたします。

第62回根研究集会-菌根研究会2025年大会 合同企画シンポジウム「土壌を深掘る:根と菌の世界」

日時・会費等

当日の混雑防止のため、入会をご希望の方はなるべく事前に菌根研究会入会フォームからお手続きをいただきますようお願いいたします。会費支払いは当日で結構です。

アクセス

バス:松本駅東口のバスターミナル「お城口」のりば23番から,浅間線(系統番号32)に乗車し,バス停「大学西門」で下車すると便利です.料金は200円です.詳細は,アルピコ交通のサイトからご確認ください.

自家用車:キャンパス内には利用できる駐車場はありません.北門の外側に民間の有料駐車場(松本市営美須々駐車場)がありますので,そちらをご利用ください.

マップ

信州大学松本キャンパス
松本キャンパス地図


西門前でバスを降り,西門から直進すると(徒歩3分),全学教育センター講義棟(番号26)です. ここが,受付,一般講演,総会,合同シンポジウム,合同ポスター発表の会場になります.

懇親会会場は,学生食堂「あづみホール」(番号27)です.大会会場から北に徒歩1分です.

昼食のとれる旭会館1Fの生協食堂(番号3)は,大会会場から南に徒歩2分です.



・大会受付ブース:
12番講義室南側(1F)

・一般口頭発表,合同シンポジウム会場:
20番講義室(2F)

・総会会場:
12番講義室(1F)

・合同ポスター発表会場:
24,25,26番講義室(2F)

・休憩室:
23番講義室(2F)
きこうラウンジ(1F)

・荷物預かり:
学生コニュニケーションスペース

講演について

・一般口頭発表は1人15分です(説明12分,質疑2分,講演入替1分を想定).実行委員会でプレゼン用パソコンを用意しますので,事前にファイルをコピーしてください.自身のパソコンを使用する方は,HDMIケーブルへの接続のご準備をお願いします.

・ポスターはA0サイズで作成してください(画鋲での固定を想定).ポスターの左上端にポスター番号を掲示します.ポスター発表では,学生の方は発表表彰(学生ポスター発表賞)の対象となります.ポスター掲示については,30日に参加されない人は懇親会の前に撤収をお願いします.30日も参加される方は,30日の12:00までに撤収をお願いします.

昼食について

・11月29日(土)は,大学の生協食堂(旭会館の1F)が11:30〜13:30の間,営業中です.総会に出席される会員の皆さんは昼の休憩時間が限られますので,事前に昼食をご購入いただくなどして,総会(12番講義室)の時間中に昼食をとっていただいて構いません.大学西門の向かいにコンビニ(デイリーヤマザキ)があります.

申し込みの締め切り日

発表申込締切(タイトルの申請)2025年10月30日(水) 締め切りました
参加申込締切2025年11月12日(水) 締め切りました
講演要旨提出締切締切2025年11月12日(水) 締め切りました

大会に参加される方は、ページ下部の参加申込書にご記入の上、記載の宛先までお送りください。

注記:

本年の大会は,根研究学会との合同シンポジウムを核とした開催形式となります.そのため,一般の口頭発表枠の時間は限られますので,多くの方にはポスター発表に回っていただくことになります.なお,菌根研究会のイベントは11月29日のみですが,翌30日に開催される根研究学会の大会にも引き続き参加できますので(追加の参加料金は不要です),奮ってのご参加をお待ちしています.

スケジュール概要


11/29 土曜日

8:30- 9:00 受付
9:30-12:00 口頭発表
11:45-12:00 休憩
12:00-12:40 総会
12:40-13:00 休憩
13:00-15:00 合同シンポジウム
15:00-15:30 休憩
15:30-17:30 合同ポスターセッション
(根研究学会との合同開催)
18:00-20:00  合同懇親会

合同シンポジウム「土壌を深掘る:根と菌の世界」

趣旨説明 菌研 10分 山田明義(信州大学)
講演者1 根研 20分 宇賀優作(農研機構)
講演者2 菌研 20分 江沢辰広(北海道大学)
講演者3 根研 20分 牧田直樹(信州大学)
講演者4 菌研 20分 宮本裕美子(信州大学)
総合討論  20分 (時間調整も含む)
総括  5分 根研会長 大橋瑞江
総括  5分 菌研会長 江澤辰広

11/30 日曜日

9:00-13:00 根研究学会

プログラム

2ndサーキュラーに掲載されております(PDF)

9:30-9:35

会長挨拶・大会実行委員長挨拶

9:35–10:35

口頭発表(座長:丸山 隼人)

9:35–9:50

O1.ダイズ、トウモロコシ、ヒマワリの作物種に親和性の高いアーバスキュラー菌根菌の菌叢
請川弘次朗1・大友量2・〇鴨下顕彦
(11東京大学農学生命科学研究科,2農研機構農業環境部門)

9:50–10:05

O 2.リン酸過剰蓄積圃場における純粋培養したアーバスキュラー菌根菌の接種効果の検証:難波ネギ栽培におけるリン酸減肥栽培の可能性-第2報-
〇佐藤匠1・高梨光法1・荒川竜太2
(1ナガセケムテックス株式会社・2大阪府環境農林水産総合研究所)

10:05–10:20

O 3.スギに関連するダークタクサ菌根菌と胞子内細菌
〇DJOTAN Akotchiffor Kevin Geoffroy1・松下範久2・松田陽介1
(1三重大学大学院生物資源学研究科資源循環学科,2東京大学大学院 農学生命科学研究科森林科学科)

10:20–10:35

O 4.独立栄養植物のアーバスキュラー菌根共生におけるトレハラーゼの機能
〇富永貴哉1・佐々木梨紗1・吉田聡子1・2酒井彩衣・3上中弘典
(1奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科,2鳥取大学連合農学研究科,3鳥取大学農学部)

10:35–10:45

休 憩

10:45–11:45

口頭発表(座長:志村華子)

10:45–11:00

O 5.コケリンドウの部分的菌従属栄養性
〇大和政秀1・流石茂恵2・島袋恵土1・日下部亮太3・末次健司4
(千葉大教育1・千葉大院教育2・千葉大院園芸3・神戸大院理4)

11:00–11:15

O 6.子嚢菌門テングノメシガイ綱における菌根菌の探索:Leucoglossum属とHemileucoglossum属の未記載種におけるエリコイド菌根様共生
〇馬場隆士1・広瀬大2
(1農研機構果樹茶業研究部門・2日本大学薬学部)

11:15–11:30

O 7.樹皮におけるラン科菌根菌の分布普遍性
〇蘭光健人1, 三次充和1, 辻田有紀2, 遊川知久3
(1東京大学, 2佐賀大学, 3国立科学博物館)

11:30–11:45

O 8.火山遷移における共生微生物の感染源の分布と感染による生育効果
〇石川陽・奈良一秀
(東京大学大学院 新領域創成科学研究科)

11:45–12:00

休 憩

12:00–12:40

12番講義室 総 会

12:40–13:00

休 憩

13:00–15:00
合同シンポジウム:「土壌を深掘る:根と菌の世界」

13:00–13:05

趣旨説明,合同シンポジウム世話人 山田 明義

13:05–13:25

S1:根のデザインを支える根系可視化技術の展望
宇賀優作(農研機構作物研究部門)

13:25–13:45

S2:持続的作物生産におけるアーバスキュラー菌根菌の機能的多様性の意義:全球スケールでの転写産物プロファイリング
江澤 辰広(北海道大学)

13:45–14:00

前半2題の総合討論

14:00–14:20

S3:森の小さな根の生態学:菌根菌との関りって大事だなと思う日々
牧田 直樹氏(信州大学理学部)

14:20–14:40

S4:寒冷地に分布するカラマツ林の外生菌根菌群集と気候変動予測
宮本 裕美子(信州大学山岳科学研究所)

14:40–14:55

後半2題の総合討論

14:55–15:00

総括 根研究学会会長 大橋 瑞江

15:00–15:30

休 憩

15:30–17:30
合同ポスターセッション・24-26番講義室

*ポスター番号のアスタリスクは,学生ポスター発表賞の審査対象であることを示します.

15:30–16:30

奇数番号のコアタイム


P1:アーバスキュラー菌根菌菌叢解析におけるプライマーの比較
大友量1・Syahmi Suprem 2・鴨下顕彦2
(1農研機構農環研,2東京大学農学生命科学研究科)


*P3:スイートコーンとデントコーンのアーバスキュラー菌根菌感染の予備的研究
リエイザワ,リュウゾーハン,サリアリス,赤津知弧,スプレムシャフミ,鴨下顕彦
(東京大学農学生命科学研究科・農学部)


*P5:土壌の加温処理がスギ実生の根系構造と関わるアーバスキュラー菌根菌の定着に及ぼす影響
片山悠史1・Djotan A. Kevin G.1・北上雄大1・小長谷啓介2・松田陽介1
(1三重大学大学院生物資源学研究科,2 森林総合研究所北海道支所)


*P7:サトウキビ-アーバスキュラー菌根菌共生系の獲得する画分別リン量に圃場の土壌型及びリン環境が与える影響の解明
石井春希1・中村元春2・江澤辰広2・宮丸直子3・田中治夫1・杉原 創1
(1農工大院農,2北大院農,3(株)沖縄農業技術開発)


P9:高知県の暖温帯天然林に生育するラン科着生植物オサランの菌根菌相
瀨戸美文・蘭光健人
(東京大学大学院新領域創成科学研究科)


*P11:レブンアツモリソウ菌根菌 Tulasnella sp. を用いたゲノム・トランスクリプトーム解析
神原昂太1・金純伊2・藤野介延2 ・志村華子2
(1東京大学大学院農学生命科学研究科,2 北海道大学大学院農学院)


*P13:なぜイチヤクソウには菌従属栄養度が高い“変異”がみられるのか?
榮航太朗1・首藤光太郎2・松田陽介1
(1三重大学大学院生物資源学研究科, 2北海道大学総合博物館)


P15:コナラの放射性セシウム吸収は共生菌根菌の種類によって変化する
小河澄香・眞中卓也・小松雅史・赤間慶子・三浦覚
(森林総合研究所)


*P17:野外植栽したアンズタケ菌根苗からの連続的な子実体発生
堀天空1・鈴木悠花1・花岡実桜2・忠田大岳2・武居祐子2・松井 貴弘2・升本 宙1,3・山田 明義1,3
(1 信州大学大学院総合理工学研究科,2KOA(株),3信州大学山岳科学研究所)


*P19:スギ人工林内に生育するトガサワラ幼木の根系における外生菌根菌の空間分布
清水裕文・北上雄大・松田陽介
(三重大学大学院生物資源学研究科)


*P21:日本産黄色系アンズタケ類の分類および分岐年代推定
Xu Wenjun・升本 宙・山田 明義
(信州大学大学院総合医理工学研究科)


16:30–17:30

偶数番号のコアタイム


*P2:FLd3/FLR2アンプリコンのサイズ分画によるAM菌比率の向上
シャフミ スプレム 1・鴨下顕彦1・大友量2
(1東京大学農学生命科学研究科,2農研機構農環研)


*P4:維管束着生植物と共生するアーバスキュラー菌根菌と基質土壌の物理化学的特性との関係性
岡直央人・東若菜
(神戸大学大学院農学研究科)


*P6:サトウキビにおける菌根経路の栄養獲得を駆動する土壌・管理要因
中村元春1・江澤辰広1・石井春希2・宮丸直子3・杉原創2
(1北大院農,2農工大,3(株)沖縄農技開発)


P8:宮沢賢治の描いた根と菌根
齋藤 雅典
((元)東北大学)


*P10:ラン科植物菌根菌と高いDNA相同性を示すTulasnella属菌2種の子実体について
長棟光祐1・永松大2
(1鳥取大学連合農学研究科,2鳥取大学農学部)


*P12:レブンアツモリソウ菌根菌の継代培養菌株を用いた宿主転写応答の比較解析
金純伊1・神原昂太2・藤野介延1・志村華子1
(1北海道大学大学院農学院,2東京大学大学院農学生命科学研究科)


*P14:亜熱帯性ツツジ科植物ギーマにおける細根分離菌株の二者培養を用いた共生能力検証
佐藤 創太1・馬場 隆士2・廣瀬 大3・伊東 拓朗4・牧 雅之1,4
(1東北大・院・生命,2農研機構・果樹茶部門,3日本大・薬, 4東北大・植物園)


*P16:東日本大震災 14 年後の海岸の盛土における植栽クロマツに形成された外生菌根の酵素活性
瀬川あすか・北上雄大・松田陽介
(三重大学大学院生物資源学研究科)


*P18:アジアクロセイヨウショウロ子実体直下における外生菌根群集
辻 汰希・北上 雄大・松田 陽介
(三重大学大学院生物資源学研究科)


*P20:中部山岳地域のヌメリイグチ属の多様性調査
樋熊 葉1・山田明義1, 2・升本宙1, 2
(1信州大学総合理工学研究科・2信州大学山岳科学研究所)


*P22:青森県および長野県の冷温帯林で採取されたRussula属Archaeae亜属の1未記載種
清水 誠也1, 2 ・殿内 暁夫2・升本 宙1,3・山田 明義1,3
(1 信州大学総合医理工学研究科,2 弘前大学農学生命科学研究科,3信州大学山岳科学研究所)

18:00–20:00

学生食堂あづみホール 懇親会

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問い合わせおよび申込書・要旨の送付先

山田明義(信州大学農学部 応用真菌・きのこ学研究室)

akiyosh@shinshu-u.ac.jp

TEL: 0265-77-1631


2025年07月22日掲載

2025年07月25日微修正

2025年09月29日追記

2025年11月04日演題締切

2025年11月14日プログラム掲載

過去の大会について

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